ダイエットしたいなら楽をしましょう
痩せたいのになかなか痩せない。
食べたいものを我慢して、
夜寒い中ウォーキングして、
仕事でクタクタなのにジムに言って、
大好きなご飯の量を減らす炭水化物抜きダイエットをして。。。。
でも、その結果効果出ている人はいますか?
「なんでこんなに努力しているのに、痩せないんだ!」と苛立ちませんか?
実は私がそうでした。
眠いからだに鞭を打ち、筋トレ、ウォーキング、ランニング。
運動後は腹ペコで、ご飯お代わりしたいところを、むしろ米は抜く。
結果痩せるどころか体重が増えてしまったのはショックを通り越して怒りとなりました。
でもこれって科学的に間違ったダイエットなんですよね。
実は無理してダイエットするより、楽したほうが痩せるという事をご存知でしょうか?
太る原因はなんでしょうか?
楽したほうが痩せるといいますが、まず最初に太る原因についてお話ししたいと思います。
みなさん、太る原因は何だと思いますでしょうか?
食べ過ぎ?
運動不足?
遺伝?
どれも間違いはないのですが、太る原因は血糖値が高い状態が続くことにあります。
血糖値とは血液中に含まれる糖の値です。
憎き血糖でも生きていくには必要
血液中に糖さえなければ太らないのにと思いますが、
血糖は重要な役割があります。
なぜ血液に糖が含まれるかといいますと、人間が生活するにあたり
脳や、体を動かす時に必要なガゾリンのような役割をするのが糖です。
ガス欠になっては動くことができないので、常に一定の糖が血液中に維持できるように
体はできています。
だったら、ガス欠が起きないように、常に糖が高い状態にすればいいのではないか?
と思いますが、多すぎると血がドロドロになりますし、多すぎると詰まってしまい
逆に栄養が行き渡らないと言った事になってしまいます。
人間は血糖を調節できるように出来ている
人間の体はうまく出来ていて、ある程度血糖値が高くなると、血管のつまる前に
糖を調整する機能があります。
多すぎる糖(高血糖)は筋肉や、肝臓に溜め込み、血液中の糖を減らす調整機能があります。
そんな最悪な状態になる前に人間は糖を、筋肉や、肝臓に避難させ、血液中の糖を減らすように
調整する機能が備わっています。
調節機能があるのになんで太るの?
ここでみなさんは疑問に思うと思います。
筋肉や、肝臓に糖を退避させて、太る原因=高血糖になる前に、
血糖を調節できるのになぜ太るの?と。
実はこの糖を一時的に退避させる筋肉や肝臓ですが、
かなりタンクが小さいのですぐに満タンになってしまいます。
それでは満タンになってしまったら、糖はどこに行くかというと、
糖を一度中性脂肪に変換させて、脂肪細胞に蓄えます。
筋肉や肝臓のタンクがいっぱいになったので、次は脂肪細胞というタンクに
蓄えるのですね。
脂肪細胞は収縮可能なタンクで、中性脂肪を溜め込むために
最大3倍まで膨らむことが可能なんです。
これが太る原因なのです。
おさらいします。
食事をする=>血糖値が上がる=>筋肉や、肝臓のタンクに血糖を対比して血糖値を下げる
=>タンクがいっぱいになるので脂肪細胞に溜め込む
=>脂肪細胞が膨らむ=太る
だったら血糖値を上げなければいいじゃないか?
脂肪細胞が膨らむことが太ることでしたが、大元の原因の血糖値を上げなければ
太らないのでは?
と思いますよね。
血糖値は食事をすると上がります。
だったら血糖値を上げないためには食事制限をすればいいのではないか?
正解です。
血糖値を上げるもう一つの原因
しかし、血糖値を上げるのは食事以外にも原因があるのをご存知でしょうか?
血糖値はストレスによっても上昇します。
よくストレス太りと言う言葉を聞きますが、ストレスが溜まってやけ食い、やけ飲み
で太るのではないかと思いますが、実はストレスにより太るメカニズムがあるのです。
家事や仕事で忙しく、ストレスフルな生活をしている方は太っている人が多いかと思います。
それには理由があり、人間はストレスを感じると血糖値が上昇します。
これは人間の過去の歴史にまつわるものなのですが、
大昔人間は狩りで生活をしている時代がありました。
マンモスや、動物に襲われた際には、全力で逃げる必要があります。
その時に全力で逃げるためにはエネルギーが必要となります。
そのエネルギーは糖(血糖)となります。
なので、人間は危険時に糖を上げていつでも全力で逃げる用意をします。
この状態が高血糖です。
マンモスのような外敵に遭遇する=生命の危機を感じたとき
この瞬間人間はストレスを感じます。
ストレスを感じた=高血糖にしていつでも全力で逃げ出せるようにする
状態にします。
しかし、現在はマンモスや動物に襲われることなどありませんよね。
その代わり職場にはマンモスより怖い上司や同僚がいます。
家の近所にはマンモスより怖いママ友がいます。
そんな時に人間はストレスを感じます。
そうするとストレスにより高血糖になります。
その高血糖が続けば、筋肉、肝臓に糖をためますが
すぐに溢れてしまいますので、中性脂肪として脂肪細胞に溜め込みます。
脂肪細胞が膨らみます。
結果として太るといったメカニズムなのです。
一番のストレスはダイエットだ
それではストレスを溜めないようにすればいいのでは?
と思いますが、大正解です。
そもそもストレスを溜めなければ太らないのです。
とはいっても生きて行くためには仕事しないといけません。
近所づきあいもしないといけません。
生活するにあたりストレスを0にすることは難しいのです。
ストレスの中でも一番高いストレスは、ダイエットなのです。
人間は飢餓対策として、今後食べ物がなくなったら餓死するのを防ぐため
積極的に脂肪を溜め込むように出来ています。
いつでも食べ物が手に入る現在ですが、体は何千年前のままなんですね。
本能的に体は脂肪を溜め込みますし、ダイエットのように一時的に栄養が入ってこないとなると、体は危険信号を出し、それがストレスとなり、高血糖となり太らせるように出来ているのです。
なので、ストイックに筋トレしてもストレスになりますし、
食べたいケーキを我慢している間もストレスになりますし、
苦しいランニング、ウォーキングしている間もストレスなのです。
ストレスの結果、高血糖になり、その結果太ると言うのが
仕組みなのです。
ストイックにダイエットしても太る
先ほどお話下通り、ストイックに辛いダイエットすることが
ストレスとなり、それが太る原因なのです。
これは私自身の実体験でも当てはまりますし、
「あー、なんでこんなに頑張ったのに、痩せないんだ」と言う疑問が
解決されたのでした。
絶食したら痩せるけど太る
最近ファスティングが流行っていますが、
ファスティングとは断食の意味です。
よく断食といって食べるのをやめれば痩せますよね?
でも結局はリバウンドして太ります。
辛い思いをして一時的に痩せても、長期的に太ってしまうならば
やらないほうがいいですよね。
人間はストレスをかけると、かえって太ろうとします。
無理してダイエットをしても体がストレスを感じて
最終的に太ってしまいます。
それでは、無理せず楽にストレスなしにダイエットするにはどうしたらいいのでしょうか?
そんな都合の良い話ってあるのでしょうか?
長くなってしまいましたので、続きは次回お話ししたいと思います。